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M物語(TSF小説)

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Break・M 第1話『美人水』 

  09, 2017 09:00
Break・M 第1話『美人水』 


「それでは次の企画だが、これは美紀君の企画だね。説明してくれ」

 三島則秋は毎月初めの月曜日に行われる、企画会議の議事進行をしていた。
三島は総合商社のインターネットショップを担当するチーフプロヂューサとし
て活躍していたのであるが、上司との折り合いが悪く、昨年退社し自ら小さな
IT企業を立ち上げていた。

「美人水をご存知ですか?」
斎藤美紀が話を始めた。

「あっ、知ってるわ」
「僕は知らないなー。なんだい?それは」
「今、20歳代の女の子の間で話題になっている飲料水なんです」
「口コミ情報ってやつか・・・」
「はい」

美紀の話では「美人水」というものが、女の子達の間で話題に成りはじめてい
るらしい。その「美人水」は名前の通り、毎日飲み続けると美人になるという
もので如何にも胡散臭い話であった。

「本当に綺麗になるんです」
「・・・・」
確かに美紀自身はとてもチャーミングで三島好みであった。

「こんなこと言うのもなんなんですが、私の友人で、どうヒイキ目に見ても可
愛いとは言えない娘がいたんですが、見違える程、綺麗になったんです。」

「私もその話、聞いたことがあるわ」
隣に座っていた主任の飯田純子が言った。

「でも、どこで売ってるかわからなかったの」
「飯田は買って飲もうと思ってるんだ?(笑」
「えへへ・・・」
「綺麗を求める女は20代だけじゃないわよ。30代だって40代だって」
「おばぁちゃんになったって」

「男性には売れないかも知れませんが、女性なら誰だって考えてることです」
「考えてもみてください。面倒な化粧に時間を掛けなくてよくなるんでしょ!」
「化粧?」
「そうです。基礎化粧品ってありますよね。あれはお肌の曲がり角の時の為と
 いう名目で、女の子は若い頃から脅迫され、毎朝、晩、貴重な時間を費やし
 ているんですから」
「そうかぁ、その水を飲むだけで綺麗が継続されるとなったら、そんなことは
 しないで済むってわけか(笑」
「女にとっては深刻な問題なんです」
「なるほど」

美紀は販売元を突き止め、独占代理店契約の話を取り付けたとのことだったの
だ。一時的なブームだとしても、三島は利益を出せる企画であると直感的に判
断したのであった。

「契約条件はどうなっているんだ?」
「販売元は3年拘束を主張しています。この手の商品は山谷があるので、最長
 1年にしたいんですが・・・」
「ふむ、いいんじゃないか?ブームが長引けば、当社にとっても都合が良い話
 だからな」
「はい」
「早急に進めてくれ」
「わかりました」

思ったより契約は順調に進んだ。独占契約期間は3年間となったが、もともと
三島達が1年契約費用で見込んでいた契約金の3分の1で年間契約が出来た為、
問題にはならなかった。



美人水は爆発的なヒット商品となった。独占契約がものを言った。大手商社や
インターネットショップからの引き合いもあり、急激なチャネルの拡大に成功
したのである。二年後には海外の商社とも取引をはじめ、全世界に美人水は販
売されることとなったのである。そして商品の販売量はうなぎ上りに上昇の一
途を辿っていった。

三島の会社も急成長を遂げ、5人で始めた会社が3年後には50人を越える会
社へと成長していた。

しかし、三年後に問題が発生した。製造元との独占契約交渉が決裂してしまっ
たのである。

「なんとかならないのか?」
「残念ですが・・・、契約金の問題ではないんです」
「相手の交渉戦術だろ?僕が直接交渉に行こう」
「・・・・・」

三島の会社は、殆どが美人水の利益で成り立っていたのである。契約が失敗に
終われば、会社自身の存続にも影響しかねない事態であった。

「相手の責任者に至急アポをとってくれ」
「連絡はしてみますが・・・」

翌日から斎藤美紀は会社に出社せず、姿を消してしまったのである。三島は美
紀と連絡を取ろうと努力したのであるが、会社に届けられていた住所や本籍は
偽造されたものであった。美人水の製造元も同様に架空会社だったのである。

美人水を失った三島の会社は、強気の拡大戦略が裏目に出てしまった。収入源
を失った会社は、借金で首が廻らなくなり3ヶ月で倒産してしまったのである。


----------------------------------------------------------------------

三島は多額の借金を抱え職を失ってしまった。都心のマンションも売却し、6
畳一間のアパートに移り就職先を探していた。部屋の隅には倒産した時に倉庫
にあった在庫である「美人水」がダンボールに入れられ積み上げられていた。
扱い商品は自ら試行する主義であった三島は「美人水」を毎日のように飲んで
いたのである。多くは債務処理の為に売り尽くされたが一部だけ自宅に持ち帰
っていたのだ。

「今日も水だけか・・・、このままでは死ぬな・・・」
一人言を三島はつぶやいた。


毎日のように三島は職探し廻った。しかし、不況の続く世の中は甘いものでは
なかった。肉体労働でもと思ったのであるが、特別な技術を持っているでもな
い三島を採用してくれる会社はなかった。もっとも、身長が168cmで生まれつき
華奢な身体である三島は肉体労働者としても適していないと思われたのである。

その日も、面接を失敗し、新宿の街を、ふらふらとボロアパートに向かって歩
いていた。

「ねぇ、君!」
「・・・・・」
三島が振り向くと、如何にもニューハーフと思われる男が三島に近づいて来た
のである。

「僕です?」
「そう、あなた働かない?」
「なんのことですか」
「あそこの会社の就職面接を受けてたでしょ?」

三島は今日の食にも困るほど、金銭的に追い込まれていた。とりあえず水商売の
ボーイでもと思い面接を受けたのであっが、簡単に職をもらえるほど甘いもので
はなかった。。

「ゴメンね。急に声を掛けちゃってぇ。でも、素質ありそうだったものだから」
「でも、先ほどはマネージャの方から不採用だと断わられましたが」
「うん、あたしの言ってるのは、裏方じゃなくてフロアーレディーとして」
「・・・・・、そう言う趣味はないですから・・・すみません」
「そう?、でも気が変わったら連絡を頂戴ネ」

三島は強引に名刺を渡されてしまった。以前の三島であったら名刺すら受け取
らなかったであろう。しかし、空腹が差し出された名刺を受け取らせたのであ
った。

実は、最近、鏡を見る度に感じていることがあったのである。肌が透き通るよ
うに白くなって来たのだ。食事もままならないので栄養が行き届いてるとは思
えないのだが健康的で水々しい肌なのだ。食事が細くなり全体的に筋肉も落ち
てしまったのだがガリガリになったというより華奢な身体になった感じである。
頬も指で押すとぷにぷにしていた。ヒゲもすっかり薄くなっていた。
栄養が不足するとヒゲも伸びなくなるのかと思ったほどである。

三島はアパートに帰ると、冷蔵庫から2リットルボトル美人水を取り出すとガ
ブ飲みした。

「今夜は、これが夕食か・・・」

そして、早々と布団に潜り込み寝ることにしたのである。

異変に気がついたのは翌朝であった。いつもより気だるい朝を向かえた三島で
あったが、時計を見ると午前9時を回っていた。面接へ出かける時間である。
ふらふらと起き上がり歯を磨こうと洗面台に向かった。鏡に映ったのは20代
の女の子の姿だったのである。

「えっ!?」
鏡の中の女の子は三島のパジャマを着ていた。ダブダブのパジャマが色気を漂
わせていた。三島は顔を鏡に近づけた。鏡の中の女の子もそれにあわせるよう
に三島へと顔を近づけるのだ。

「なんだぁ・・これは!」
発せられた三島の声は、女の子の声であった。

「あー、うー、」
なんど発しても、女の子の声である。幻聴でもなんでもなかった。
鏡の中の女の子の胸の膨らみに気がついた三島は自分の胸を見た。鏡の中の女
の子も下を向き自分の胸を見ていた。
両手でその膨らみを触ると、ムニュとした手の感触とバストを触られる感覚が
同時に感じられたのである。

三島はパジャマの第一ボタンを外し中を覗き込んだ。そこには確かに女性の乳
房は存在したのである。

「・・・・」
三島はその場に座り込み、今、起きていることを整理しようと考えたが、頭は
混乱して結論は出なかった。気が動転していたのである。もっとも、動転して
いなくとも、理解できる現象ではなかったのであるが。

その時、ドアをノックする音が聞こえた。三島は一瞬ビクッと身体を硬直させ
てしまった。悪いことをしていて発見された時の気分である。
再び、ドアがノックされた。こんな姿で人には会えないと考えた三島は、居留
守を使おうと決め込んだのである。

「三島さん、居るんでしょ?美紀です。」
三度、ドアが叩かれた。

「美紀・・・?」
つぶやいた声も可愛い声である。
三島は思い出した。美人水の企画を立案した本人である。

「蒸発した彼女がどうして?」

女の子の声で返事をすることを躊躇った三島は、ドアの側まで行き、そっと少
しだけドアを開け、顔を覗かせたのである。

「やっぱり居た!笑」
「美紀君・・・」
声を聞いた美紀は三島に言った。
「すっかり女の子になってるんですね。やっぱり・・」

「やっぱり・・とは?」
「そうです。やっぱりです」
「君は、、なにを知っているんだ?」
「お話しますので、部屋の中に入れてください」

三島は仕方なく、美紀を部屋の中に通したのである。

「ふーん、落ちぶれちゃったのねー」
「君にも責任の一端はあるだろ?今までどこに隠れていたんだ!?」
「あらあら、女の子がそんな言葉を使っちゃいけないわよ。笑」
「馬鹿にしてるのかぁ?」
「ほら、また・・・」
「あのなー、何か知ってるんだろ?早く説明しろよ」

「やっぱり、男としての習慣までは変わらないわね」
「なんのことだ」
「まだ、薬に改良の余地があるみたい」
「なにを言ってるんだ?」
「教えてあげてもいいけど、ちゃんと女の子の言葉で話して」
「・・・わかった。わ」

三島は自分で発した言葉が、どことなく変な気もしたのだが美紀は満足したよ
うであった。

「うんうん、いい娘。女は素直が大事よ」
「・・・・」

美紀は時計を見ながら言った。
「とりあえず、テレビを付けてみて、そろそろ朝9時のニュースで取り上げら
 れるころだから」


三島は美紀の言われるままにテレビのスイッチを入れた。

「それでは次のニュースです」
朝から綺麗に化粧をした女子アナウンサーがニュースを読み上げている。
「ジャストタイミングみたいね」
「・・・・・・」

「総務省の発表では、ここ三年間で男子の出生率が世界的な傾向で落ちていま
 す。特に日本ではその傾向が顕著に表れており、30%を割ってしまいまし
 た。」
「・・・・・・」
「政府は、早急に原因を調査するよう、特別プロジェクトを発足させました」

「このまま行くと世界中で男がいなくなってしまいますね」
「男性が少なくなったら、それでなくても婚期が遅れている私はどうなってし
 まうのでしょうか」
「出生率の話ですから、宮崎さんの結婚とは関係ないんじゃないですか?」
「あぁ、、そうでした」
「それよりも、男の貴重性がクローズアップされて住みよい世界になるのかな」
「佐々木さんは、ハーレムを想像してるんじゃないですか?笑」
「あはは・・わかります?」

テレビの中でアナウンサーがノー天気なコメントを言っていた。

「このニュースが僕とどういう関係が?」
「わからない?三島さんが販売してくれた美人水よ」
「美人水?」
「そう、あの水は私達の星から持って来たものなのよ。地球人の女性が飲むと
 Y染色体の精子は卵子が受付けなくなる効果があるの。意外と即効性のある
 薬だから女性の場合、一口でも飲めばその効果が現れるのよ」
「そんな。。。それに私達の星って?」
「私は地球生まれじゃないってこと、α25星雲から来たのよ」
「そんなこと信じられるか!」
「あはは、、じゃ、この胸は何?信じるも信じないも事実でしょ」
「・・・・・」
「それはそうだが・・・でも、なんで僕はこんなことに・・・」
「女性の場合は卵子を変革させるだけで少量の美人水で十分なんだけど、男性
 を女性化させるには多くの美人水が必要なの」
「・・・・・」
「三島さんのように毎日飲み続けていただかないと」
「そんなー」
「もう遅いわ。飲むのをやめたからって元には戻らないわよ。笑」
「・・・・・」
「とてもキュートに変身してくれたわね。嬉しいわ」
「試してみないとわからないだろ。もう僕は美人水は飲まないぞ」
「笑、出来るかしら?あなたは生きて行く為に、ずっと飲み続けることになる
 のよ」
「もういい。帰ってくれ」

三島は美紀を追い出すようにして部屋の外に送り出したのである。

「今は混乱しているだろうから、また時期を見て来るわね」
「もう来るな!」


結局、三島はニューハーフとして生活することを余儀なくされてしまった。
そして美紀の予言通り美人水をやめることが出来なかったのである。
一週間くらいは美人水を絶ったであろうか、しかし、肌から水々しさが無くな
り、年齢的にも10歳は衰えて見えるようになって来てしまったのである。
しかたなく、三島は再び美人水を口にした。するとどうだろうか、一夜にして
20代の肌を取り戻したのであった。

ニューハーフとしての生活は三島に金銭的な安定をもたらしたが、精神的には
毎日が苦痛なものであった。女として男につくす行為が、男としての精神を持
ち続ける三島にとって苦痛そのものだったのである。特にビジネスマンとして
自信に満ちていた頃の自分を思い返すと涙を流すこともあった。男が涙を流す
なんて昔の自分には考えられなかった。そして、涙を流してしまう自分をみて
女となった自分を実感し、再び悲しくなるのである。

もうひとつ、三島には大きな不安があった。美人水が市場から姿を消してしま
ったのである。美紀達は当初の目的を達成した為に供給をストップさせてしま
ったのだろうと三島は考えていた。理由はどうでもよいことであったが、三島
の手元にある在庫が殆ど無くなって来てしまったのだった。
美紀に対して「もう来るな!」といった言葉を悔やみだしていた。

最後の2リットルの美人水を手に取った時に、再び美紀が三島の前に現れたの
である。

「どう?女としての生活は」
三島は自分の態度に困惑した。自分をこんな身体にした張本人であるが、女と
して生きて行く為には美人水が喉から手のでるくらい欲しかったのである。

「・・・・」
「まぁ、いいわ。元気に生きてるみたいだから。笑」
「元気なわけがないだろ!」
「まぁ、それは大変」

三島は毎日の精神的な苦痛を美紀にぶつけたのである。

「そっか、それは可愛そうだったわね。とても辛いわね」
思いもかけない美紀の同情的な言葉に三島は矛先を失ってしまった。

「新しい美人水を定期的に届けるようにしましょうか?」
「本当に?」
「えぇ、新しい美人水は精神的な変革も伴うように調合したのよ。従順で男に
 尽くすことを喜びと感じられるよう精神構造が変わるの」
「・・・・」
「女としての性的快感も増すはずよ」
「そんなぁ・・・」
「飲むかどうか、強制しないけど・・・どうする?」
「・・・・」
「いらない?」
「・・・・、いやぁ、もって来てくれるかな?」

三島は喉から欲しい気持ちとなっていた。

「じゃ、ちゃんと私にお願いしてくれるかな?」
「えっ?」
「人にものを頼むんでしょ?そういう態度じゃなぁー」
「是非、お願いします」

三島から以前のプライドは失せていた。

「仕方ないわね、製品の欠陥は私にも責任があるから、これから女として生活
 が出来るよう私が躾けをしてあげるわね」
「・・・・」
「返事は?」
「・・・・、はい。お願いします」


美紀には別の思惑があった。地球人類女性化第2フェーズの実行に三島が不可
欠であったのである。それは地球から早期男性排除の為の計画であった。男の
子の出生を止ることに成功はしたものの、ホモサピエンスのオスは今だに存在
してるのである。
現在、生存するオスの女性化を第二段階として推進しようとしていたのだ。
それは三島を媒介として性的関係を持った男を女性化する計画だったのである。


おわり

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  •   09, 2017 09:00
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