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M物語(TSF小説)

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二人の身体 第四章 知らない過去

  16, 2017 14:54
二人の身体 第四章 知らない過去

病院を抜け出た美雪(真央)と睦美(将司)は近くの商店街まで来ていた。商
店街と言っても夜中のことであるから、全てのお店はシャッターを下ろしてお
り閑散としたものである。

「追っては来ないみたいね」
「もう少し、ゆっくり歩いてくれないかなぁ」
慣れないヒールを履かされている睦美(将司)は先ほどから転ばないように歩
くのに精一杯の状態なのだ。
「どうしてこんな靴を用意したんだよ」
「仕方ないでしょ、ヒールの低い靴が美雪さんのところに無かったのよ」
「今は美雪さんの所にいるのか」
「えぇ、美雪だから、私」
真央は美雪の身体に乗移った後も美雪として生活していた。
「よくばれないね、病院の仕事もしているんだろぅ?」
「大丈夫よ、美雪さんの記憶はちゃんとわかるから、勉強もしないで頭が良く
なったの、笑。ラッキーってやつね」
「そうなんだ。でも僕は僕の記憶しかないぞ」
「変ねぇ。脳はそのままだから記憶はあると思うわよ、将司が使えないだけじ
ゃないのかなぁ?。それとも私の場合と立場が違うからかしら?」
「どちらにしても、早く別の身体を捜さないと」
「なんのこと?」
「僕の身体のことだよ」
「あら、そうだったわね。頑張ってね」
「なんだよ、その冷たい言い方は」
「だって私はこの身体で満足しているしぃ、将司とも離れることが出来たし」
「それは無いだろぅ、もとはと言えば君が僕の身体に入って来たから・・・」
「あら、私について来ちゃったのは、将司が勝手にしたんでしょ」
「それはそうだけど・・・」
「ついて来なければ、貴方は自分の身体に一人残って元通りだったのよ」
「・・・・・・」
「そして、今頃は癌で亡くなって、天国か地獄で普通に暮らしてたわね」
「・・・・・・」
「ごめん、ちょっと言い過ぎたわね。でも、もう駄目なのよ」
「駄目って?」
「私は生きてる睦美さんの身体には憑依出来ないの、そして将司は私無しでは
幽体離脱が出来ないでしょ?」
「やり方を教えてくれよ」
「誰にでもできるものじゃないのよ、幽体離脱は・・・資質が無いと」
「・・・・・・・・・・じゃ、僕はこのままずっと・・・・・・かぁ」
「取りあえず、私のマンションに行きましょう」

美雪(真央)と睦美(将司)は再び閑散とした商店街の中を大通りに向かって
歩きだしたのである。相変わらずぎこちない歩きの睦美(将司)であるが、な
んとか大通りまで辿り着いた。

「ここでタクシーを拾いましょう」

夜中ではあるが大通りには多くの車が走っていた。しかし、なかなか空車のタ
クシーが捕まらないのである。20分も経ったであるうか、黒塗りの高級そう
な車が急に睦美(将司)達の前で止まったと思うと助手席と後部座席から二人
の男が降りて来たのである。

二人の男は如何にもヤクザ風の恰好をしていた。殺気を全身から発した男達に
睦美(将司)と美雪(真央)が呆然としている間に彼らは睦美(将司)の腕を
両脇から抱えたのである。

「何をするんですか!」

美雪(真央)は男達に向かって反発したが、睦美(将司)は何が起きているの
か理解できないでいた。男達は美雪を完全に無視をしていた。

「やっと、見つけたぜ。大人しくついて来な!」

二人の男に引きずられるように睦美(将司)は車へと連れて行かれ後部座席に
押し込められそうになってしまった。やっと我に帰った睦美(将司)は全身で
抵抗したが女性の身では歯が立たない。美雪(真央)も睦美(将司)を助けよ
うと一人の男にしがみ付いたが片手で振り払われた歩道に転がってしまったの
である。睦美(将司)は腕力では適わないと思い押さえられていた男の腕を強
く噛み付いたのである。

「痛てっ!」

男の手が睦美(将司)の身体から離れた。その隙に逃げようとした睦美(将司)
であったが、何者かの新たな手が車の中から睦美(将司)の髪を鷲掴みにし勢
いよく車内に引き入れたのである。

「いた~っ!」

睦美(将司)は髪に引かれ車内に滑り込んでしまったのであった。

「よし、出せ!」
「はい」

後部座席に居た男が命令すると運転手は車のアクセルを踏んだ。外にいた二人
の男達も走り出した車の助手席と後部座席に飛び乗ったのである。睦美(将司)
が走り行く車の中から後ろを振り返ると美雪(真央)が起き上がって車の方を
呆然と見ていた。

「痛てぇ、この女。オレの腕を噛みやがった」
「あはは」
「兄貴、笑い事じゃないっすよ」

睦美(将司)は後部座席で兄貴と呼ばれる男と腕を噛み付いた男に挟まれ座っ
ているのである。

「僕をどうするんだ?」
「おいおい、今更何を言っているんだぁ?睦美」
「僕は睦美さんじゃないんです」
「なに呆けたこと言ってやがるぅ?」
隣のチンピラが今にも睦美(将司)に殴りかかりそうに言った。
「それに男なんです」
「・・・・コイツ、事故で頭を打ったのかぁ?」
「本当です。帰して下さい」
「煩せいな。それ以上、女じゃないって言うなら、ここでその服をひん剥いて
調べるぞ」

睦美(将司)は男の顔を見て愕然としてしまった。先ほど見た夢の中に出てき
た男だったのである。夢での出来事が鮮明な記憶として睦美(将司)の脳裏に
蘇っていた。

「・・・・・・・・」
「どうした?もう言わないのかぁ?折角、兄貴のお許しが出たのに」

睦美(将司)は恐怖に捕らわれ我を忘れていたのである。

「チェッ、黙っちまいやがった。祐二も馬鹿な奴だよな」
「祐二?」
「おまえ本当に事故で記憶がないのか?」
「はい」

睦美(将司)は話しが拗れるので記憶喪失で通すことに決めたのである。
「クラブでアルバイトをしていたお前をおやじが気に入ってしまったんだよ、
深い仲にあった祐二の奴はお前を差し出さなかったってことさ」
「僕と深い仲?」
「祐二は目を掛けられていたから、お前を差し出していれば将来幹部は間違い
なかったものを・・・今じゃ、玉を抜かれて事務所で監禁されているよ」
「玉を・・・・」
「お前も言うことを聞いていれば甘い汁が吸えるが、そうでないとどんな目に
遭うかわからないぞ」
「・・・・・・」

「兄貴、おやじに繋がりました」
「もしもし、後藤です。はい・・・」
「・・・・」
「今、見つけて身柄を押さえています」
「・・・・」
「はい、じゃ、このまま、そちらに・・・はい」
「・・・・」
「失礼いたします」

おやじと言われている組長との電話を丁寧に切った後藤(兄貴)は睦美(将司)
に向かって言った。

「お前が睦美じゃなくても、女じゃなくても構わねぇが、おやじの相手をして
もらうぞ。こんど逃げたら承知しねぇからな」
「・・・・」
「地獄の果てまで追いかけるからな、ヤクザを舐めるなよ」
「あの、、相手をするって何をするんでしょう・・・・・」
睦美(将司)は恐る恐る尋ねてみた。
「決まってるだろぅ!この馬鹿!!」
隣のチンピラが割って入ったのである。睦美(将司)は耳元での大きな声に驚
き二の句が出せなかったのであった。

(僕は睦美として、おやじと呼ばれる。組長からオモチャにされてしまうのか)




30分もしないで車は大きな屋敷の前で止まった。屋敷は、東京にこんな家が
あったのかと思われる程の、大きな日本風の建物であった。屋敷の周りには、
青々とした木々と高い壁が取り巻いており外からでは中の様子はまるで見えな
い。

車が止まると中から数人の男達が待機していたかのように、すぐ車の所まで駆
け寄って来た。

「兄貴、お帰りなさいませ」
「おやじがお待ちかねです。こちらに」

後藤と睦美(将司)は畳敷きの広間で待たされていた。どのくらいの広さであ
ろうか。睦美(将司)は待っている間、畳の数を数えていたが数え終わる前に
組長の片岡隆夫が現れたのです。

「おぉ、やっと来たか」
「すみませんでした。遅くなりました」
「世話を妬かせたな」
「まっ、一杯いこうか」
「・・・・・・・・」
「おい、睦美。お酌を差し上げろ」
「あっ、はい」
睦美(将司)は急いで立ち上がり組長の側まで言ってお酌をしたのである。
「もう少し、こっちに来い」
組長が隣に座った睦美(将司)の肩を引き寄せた為、正座をしていた睦美(将
司)は横座り状態で組長にもたれ掛かる恰好となってしまった。
「すみません」
体勢を立て直そうとする睦美(将司)であるが組長は肩に掛けた力を抜かない
為、寄り添う形のまま身動きできなかった。
「もうひとつ」
組長は一気に空けたお猪口を睦美(将司)に差し出した。
「はい」

「手間を掛けさせたな」
「すみません」
睦美(将司)にはわけの判らないことであったが、今は話しを合わせるしかな
かった。
「お前の為に祐二の奴は酷いお仕置きを受けたようだ」
「・・・・・・」
「お前も覚悟をしているだろうな」
お酌をする睦美(将司)の手が震えてしまった。
「わぁはは、お仕置きと言っても、お前には喜びかもしれんがな」
「ははは」
側に居た後藤も併せて笑っていた。
「・・・・・・」
「どうなんだ?お仕置きの覚悟は出来ているんだろうな?」
「・・・はい」
「よ~し」

組長の手はいつのまにか睦美(将司)の腰にあてがわれていた。
「いつまでそこに居るんだぁ?後藤」
「あっ、はい。失礼いたします」
後藤は一人、広間を退席していったのである。

「さて、お前のお仕置きを始めるか」
「・・・・・・」
「どうした?震えているのか?」
「すみません」
「怖がることはない。命令に従順であれば恐がる必要ない」
「はい」
「その変わり、言うことを聞かない者には何をするかわからんがな」
「・・・・・・」
「まずは風呂で背中でも流してもらうか、それからゆっくりとお仕置きをする
としよう、笑。お前も浴衣に着替えなさい」

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