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M物語(TSF小説)

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Break・M 第2話『テレパス』

  10, 2017 10:14
Break・M 第2話『テレパス』



 水澤雄二は六本木にある高層マンションの24階で、ボルドーワイングラス
を片手に夜景を楽しんでいた。すぐ右手には完成したばかりの六本木ヒルズが
あり、その後方には恵比寿ビアガーデンが見える。一方、左手には綺麗にライ
ティングされた東京タワーと、そのすぐ後ろには東京湾が一望できた。
最近では地価が暴落したとはいえ、世界にも例ないほど高騰化した東京の一等
地に住むことなど、一般庶民には到底できないことである。

水澤は29歳の若さで、IT企業を中心に世界中に関連会社を創設し、年商二
千億円を超えるグループ経営を行っている。今では時代の先駆者としてTVや
雑誌から取材を求められる存在になっていたのだ。

 水澤は一気にワインを飲み干しグラスを空にした。もう一杯のワインを注ご
うとボトルを持ったとき、訪問者を告げるドアのチャイムが鳴った。

(社長は髪型の変化に気がついてくれるかしら・・・)
(今回はキマッタかなぁ!)

ドアの向こう側から女の思考が水澤の頭の中に流れ込んで来た。
水澤がドアを開けると、黒いタイトミニのスーツを身につけた二十代後半の女
性が、手帳を片手にサイドバックを肩から下げ立っていた。

「黒木君じゃないか、どうした?こんな夜分に・・・」
「申し訳ありません。明日の予定をお伝えするのを忘れていたものですから」
「そうか、わざわざ悪かったね」
「いえ」
「とにかく、中に入りなさい」
「はい、・・・・・」

女性の名前は伊藤美佐子。水澤の経営する会社の秘書であった。

「髪を切ったんだね。とても似合っているよ」
(わぁ、気がついてくれたー)
「どうもありがとうございます。今日、青山のサロンで切ったばかりなんです」
「そうかー」
「なかなか、思った通りにはカットしてもらえなくて・・・・」
「そうなんだ?でも、とてもいいよ。僕好みだ。」

美佐子は少し照れた表情をしたが、水澤の言葉には触れずに、手帳を見ながら
明日の予定を読み上げ始めた。

水澤は美佐子の読み上げる明日のスケジュールを、無視するかのようにグラス
にワインを注ぐと、美佐子の前に差し出した。

「飲むだろう?、カベルネ・ソーヴィニヨンを使ったボルドーだよ」
「あっ、どうもありがとうございます」
「そんなに急いでスケジュールを読まなくても、いいんじゃないか?」
「はぁい?」
「明日の朝までに知ってればよいことだろ?まだ時間はたっぷりあるからね」
「えっ?」

水澤には美佐子が何故こんな夜分に自分を訪れたのか、よくわかっていた。
そしてグラスを美佐子に渡すと同時に彼女が持っていた手帳を取り上げると、
近くのサイドテーブルの上に置いた。

美佐子は読み上げるべきスケジュールを取り上げられると、渡されたグラスに
唇を寄せた。

「どうだ?美味しいだろ?」
「はい。とてもよい香りですね」

美佐子が抱く想像が、水澤の頭の中に止め処なく流れ込んでくるのである。

水澤は特殊な能力を備えていた。よく言われるテレパシーと呼ばれるもので相
手の考えていることが手に取るようにわかるのである。水澤はこの能力を最大
限に活用し、今の成功を勝ち取ったと言っても過言ではない。

この特殊能力は数年前に突然覚醒したのである。はじめは”接触テレパシー”
であった。即ち相手の身体に触れなければ相手の考えを読み取ることしかでき
なかったが、一年前より”導体テレパシー”が可能となった。そして今では何
物にも触れずに相手の心を読み取ることができるようになったのである。

「だめぇ!」
「ここが感じるんだろ?」
「あぁ・・・あっ」
「美佐子は、ここを愛撫されると感じるんだよな」
「意地悪っ!」

能力が高くなるにつれて、それをコントロールする技術も必要とされる。水澤
の場合、相手の精神波が直接脳内に伝達される為、それが自分の物なのか、相
手のものなのか判別しづらくなるのであった。ベットインの最中に活用すると
愛撫しているのか、されているのかわからなくなってしまうこともあるのだ。

最近では、コントロール技術も上達した為、殆どそのようなことはなくなって
来たのだが、疲労が蓄積している時などには、コントロールがままならない時
もある。

 先日、徹夜明けにホテルの一室で重要な面談をしていたのであるが、突然、
女の精神波が水澤の脳裏に流れ込んだのである。後でわかったことであったが、
隣の部屋で昼間から情事に励んでいたらしい。絶頂を迎える瞬間に女は強烈な
波動を発信したのである。疲れ切っていた水澤はその波動の直撃を受け同期化
してしまったのである。しっかりと結合されてしまった水澤と女の精神感応パ
イプは切り離すことも出来なかった。その後、水澤は見ず知らない隣の部屋の
男から愛撫を受け続け、そしてその愛撫に耐えながら、面談者との交渉を続け
る破目に陥ったのでる。交渉結果は最悪であった。

 その日、水澤は久しぶりに仕事は7時前に終え、自宅のマンションに戻って
いた。その時、訪問者の合図を告げるチャイムが鳴った。受話器を手にとると
訪問者の顔がモニターに映し出された。見た事のない若い女性であった。

「隣の者ですが、昨日、引越ししてまいりましたのでご挨拶をと思いまして」
「はい、少々お待ちください」
水澤は玄関まで早足で移動するとチェーンを外しドアを開けた。

「2402号室に引っ越してまいりました野口美香と申します」
水澤は野口美香に心を奪われた。好みのタイプだったのである。

「わざわざ、ご丁寧に、水澤です」
「これ、お口に合うかどうかわかりませんが、御近付の印に」
「あっ、どうもありがとうございます」

相手が自分をどのように思っているか気になり、美香の思考を読み取ろうとし
たが上手く行かなかったのである。
(疲れているので、相手の心が読み取れなかったのだろうか)
そう考え、水澤は仕方なくその場は美香の読み取りを諦めたのである。

水澤は菓子箱を持ちながらベットに横になると精神統一を始めた。隣の部屋に
居るだろう美香の精神同調を図ったのである。

身体が暖かくなって来た。美香は自分のマンションに戻るとバスルームに直行
したのである。水澤の身体をさほど熱くはないバスに張られたお湯が包んだ。

閉じた目の前に白く細い手が浮かび上がって来た。その手はゆっくりと湯船の
中に沈んでいった。お湯の中には太くもなく細くもない美香の両足がお湯の動
きに合わせて揺れている。

突然、股間を何かが触れたのである。水澤はそれが何であるかすぐに理解でき
た。美香が自分で秘部をその指で触れたのである。ゆっくりと優しく壊れ物で
も触るように丁寧に触れていた。

水澤にはあるべきはずのないクリトリスが大きくなっている感覚が股間に伝わ
って来たのである。焦らすように指がその周りを撫でるように移動していた。
(ビクッ)「あっぅ」
突然、股間に刺激が伝わって来た。水澤も思わず声を出してしまったのである。
美香は直接自分のクリトリスを愛撫しだしたのである。右手は乳首を愛撫して
いるようである。水澤も乳首を愛撫されている感覚に陥っていた。

水澤は完全に美香の精神と同期化してしまったようであった。何度目かの快感
に襲われ余韻に浸っていると、突然、バスルームの扉が開かれたのである。

振り向くとそこには全裸の男性が立っていた。よく見るとそれは水澤自身では
ないか。

(これは・・・美香の想像?)

水澤は自分自身に抱かれたのである。

桃太郎映像出版


「じゃ、お先に失礼する。後はよろしく頼む」
「はい」

あの日以来、水澤は毎日定時に帰宅することが多くなった。部下達は水澤の変
貌ぶりに困惑していた。

「社長、どうかしたんですかね・・・」
「体調でも悪いのかしら」
「会社が乗っ取られそうなこの時期に、いいのかね」
「まぁ、社長が交代しても、俺達には関係ないだろ?」
「そうね、雇用は約束してくれてるんだから」


水澤は急いで帰宅した。そろそろ約束の時間なのである。
「間に合ったっ」
マンションに帰った水澤は急いで女物のショーツに穿き変えブラを付けたので
ある。そして美香と同じネグリジェを着るとベットに横たわった。ピンクの花
柄寝具に包まれながら水澤は目を閉じたのである。寝具だけではなかった。水
澤の部屋はいつのまにか美香の部屋そっくりに変貌していたのである。

環境をあわせることにより、より鮮明に精神が同期化することを知った水澤は
美香の虜となったように同じ物を買っていたのである。

部屋のチャイムが鳴った。水澤はベットから起きようとはしなかった。ドアに
鍵を差し込む音がしたかと思うと、ドアは開かれ男が黙って入って来たのであ
る。その男は水澤自身であった。ベットに居た水澤は女の身体へと変貌してい
た。美香に代わっているのであった。

「もうそんな格好をしているのか?」
「だって・・・昼間中、ずっとあなたのことを考えていたんだもの」
「しかたないな、でもその前に食事くらいは作ってくれよ。笑」
「わかったわ。レトルト食品しかないわよ」
「それでもいいよ」
「今度、お料理も作って待ってるから、今日はそれで許して」
「あぁ」

美香となった水澤は、自分の為にレトルト食品をレンジに入れ食事の準備をし
たのである。

その夜はいつも以上に激しい夜であった。空想の水澤は疲れを知らないのだろ
か、朝まで何度も美香を絶頂させたのである。空想にしてはリアルな感覚であ
った。膣ないの圧迫感や子宮を突き上げるペニスの感覚、もちろん男の水澤は
実際がどんなものかは知る由もなかったが、とてもリアルに感じたのだ。

「あっぅ。。。あぁぁ・・・」
思わず声も出てしまうのである。
「どうだ?感じるか・・・」
「うぅっ・・・うぅぅ・・」
「どうなんだー」
そう言いながら膨張したペニスを水澤の奥まで突き上げるのである。
「うーーん。感じる・・・」

気付かないあいだに水澤は、空想の自分の背中に爪を立ててしまった。
「だめーっ、あっぁっ・・・いぃ」

なんども気が遠くなりそうになった。そして疲れきった水澤はいつのまにか寝
てしまったのである。




目覚まし時計のけたたましい音と共に身体を揺り動かされる振動で水澤は目を
覚ました。

「おい、美香。もうこんな時間だぞ!遅刻するので先にいくぞ」
「えっ?これは・・・」

水澤は自分の身体を見て困惑していた。美香の身体のままなのである。
「なにをキョトンとしているんだ?早く起きろよ」
「あっ、はい」

何度、見ても膨らんだバストは美香のものである。いつもなら、朝目覚めた時
は水澤自身に戻っていたのであったが、戻らなくなってしまったのである。
しばらく、困惑した放心状態のまま時間を費やしていた。

(とりあえず会社に電話しなきゃ・・・)
水澤は会社に電話を入れた。

「もしもし、・・・」
秘書の美佐子の声であった。
「もしもし、水澤だが・・・」
水澤はどう聞いても女の声で話している自分に戸惑ってしまった。
「今日は調子が悪いので休ませてもらうよ」
「えっ!?悪戯電話は止めてください。社長ならすでに出社しています」
「そんなぁー」

有無も言わさず電話は切れてしまった。
(どういうことだ?)

水澤は結局、美香の姿のまま元に戻ることはなかった。美香として生活するこ
とを余儀なくされたのである。そして毎晩、水澤はマンションに現れ美香とな
った水澤を抱くのである。そして水澤は女としての生活に順応し満足していっ
たのである。

「どうした?」
「生理痛・・・・」
「そうか、女は大変だね」
「男にはわからない痛みよ。出来ることなら変わってもらいたいわ」

水澤もこの痛みだけはまだ慣れないでいるのだ。

「あはは、出来ることなら変わってあげたいが、それは出来ないな。笑」
「そうね」
「今日は大事な会議があるので遅くなるかも知れない。食事は済ませてくるよ」
「はい。頑張って来てね」



水澤の会社では、新任社長の挨拶がなされていた。

「みなさんこんにちは、今日から皆様と一緒に働くことになった野口美香です」
「・・・・・」
「突然の社長交代に困惑されている社員の方々も多いと思いますが、今まで通
 り頑張って下さい」


同じ頃、商店街ではセンスの良い、如何にも上品なワンピースを来た男性が、
手つくりパン屋で買い物をしていた。

「このパンは新作です?美味しそうね」
「はい。初焼きです。ひとつ試食してみてください」
「うん、美味しいわ。二つ頂けます?」
「ありがとうございます」

不思議な光景であった。二十代も後半の男性がワンピースを着て昼間からパン
屋で買い物をしているのである。しかし、店員にはその男性がチャーミングな
女性に見えていたのである。

水澤のテレパシーは美香としての自分を放送電波のように撒き散らし、周りの
住人を洗脳していることに誰も、水澤自身も気がついていないのであった。

美香を除いて・・・・



美香は水澤を凌駕するテレパスであった。水澤に思考を送りつけ洗脳していた
のでだ。美香は水澤となって水澤のマンションを訪れ水澤を抱いていたのであ
る。もちろんリアルに行為も行っていた。普通と違うところは感覚をバイパス
クロスしているのである。水澤の感覚は美香が、美香の感覚を水澤が体感して
いるのだ。美香はすっかり男性としての喜びを覚えていた。なにより生理の時
期は水澤と苦痛を転感していたのである。

そして、もし子供が二人の間に出来たなら、出産時の痛みも代理に味わっても
らおうと考えていたのである。

おしまい

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